Interview #05

長期プロジェクトが実った時の喜びはひとしお!
原動力は、お客さまの要望を叶えたいという想い

K.O さん

[カスタマーサービス] 複合基板部
2018年入社 理工学研究科 物質化学専攻

大学院卒業後、化学メーカーに入社し、セラミックの開発業務に携わる。
その後、家族で地元山口に移り住むことを希望し、Uターン転職。
現在はカスタマーサービスとして、顧客との仕様・品質・技術課題交渉、製品設計を担当。

拠点:山口
Chapter
1
現在の仕事内容

製造の全工程を把握し、既存設備で製造できるかどうか図面から判断

私は複合基板部の製品設計グループで、お客さまからの依頼を製造現場へ落とし込むという業務を担当しています。頂いた図面を見て、製造が難しい箇所はないかをチェックした後、既存の設備で製造ができないものは新しい設備の導入検討まで担当します。製造工程を全て理解しておく必要があるので、最初はちんぷんかんぷん。入社2年目くらいでようやく一通りの仕事ができるようになりました。今、私は欧州顧客を担当しており、やり取りの言語は全て英語。読み書きは得意だったものの、英語での会話が苦手だったので、オンライン英会話を受講するなどして、お客さまとのオンライン打合せに備えています。

Chapter
2
印象的なエピソード

臨機応変な対応が、素早いトラブル解決につながることを実感

導入した設備は、マレーシアにある工場に送って立ち上げるところまでを担当します。ある時、出来上がった製品の検査装置をマレーシア工場に導入しましたが、エラーが出てしまい、完全に稼働していなかった期間が1年ほどありました。業務範囲を部署間できっちり区切り、「自分の担当外だから」と思い切ったアクションを起こせなかったことが原因の一つです。けれども、自分でプログラム書き換えなどの行動を起こし、ようやく設備稼働が実現しました。その時に学んだのは、仕事の範囲を決めないこと。ルールは必要ですが、臨機応変に対応することも大切だと感じました。

Chapter
3
今後の目標

3年がかりのプロジェクトが成就!全社で喜びを分かち合えた

新しい製品製造の時は、2~3年がかりのプロジェクトになることも珍しくありません。私が入社した頃に立ち上がったプロジェクトが今年やっと採用となり、全社を挙げて喜びました。私が任された業務の一つに製品出荷用のトレイの設計があったのですが、試作が進むにつれて製品の設計変更も行われ、トレイの設計もやり直しになるということがあり、精神的にも堪えました。ただ、お客さまの要望に応えたいという気持ちと、自分が足を引っ張りたくないという気持ちで乗り越え、チームの努力が実った時は本当に大きな達成感を味わえました。今後は海外駐在のチャンスがあれば、大きな成長ができると思うので、チャレンジしてみたいです。

MESSAGE

これから入社する方へ

何事も考えるクセをつけておくことが大切

「考える」というクセをつけておくことが大切だと最近実感しています。人と話をしていると、いくつかの質問をしただけで「よく考えているな」ということがわかるんですよね。学生時代に取り組んでいた内容と、実際の仕事内容はわりと大きく変わることが多いと思いますが、普段から自分の取り組んでいる研究テーマについてよく考えを巡らせていれば、面接時に何を聞かれてもきちんと受け答えができるのではないかと思います。私自身の就職活動では「面接で何を聞かれるんだろう」と不安になっていたことも多いですが、今では日々の生活の中でよく考えるということを習慣づけていればよかったと思っています。

私のオフタイム

季節の移り変わりが感じられる自然豊かなスポットがいっぱい

県外で就職した後に山口に戻ってきて感じるのは、自然が豊かで四季を感じられるということです。週末は家族3人で自然を満喫できるスポットやイベントへお出かけしています。最近では山口市の徳佐でリンゴ狩りを楽しんできました。季節ごとに楽しめる場所がありますが、道路事情がよく、渋滞によるストレスを感じることなく県内を移動できるので、アウトドア派にはもってこいの場所ではないでしょうか。娘と同じ小学校に通う子どもを持つ同僚と子どものことで話をすることもあり、これから家族ぐるみの付き合いができるといいなと思います。

※インタビュー内容は取材当時のものです。