Interview #03

理論と経験、どちらも取り入れながらトライを繰り返し
お客さまの「欲しい」を実現

H.O さん

[製品開発] 機能部品部 技術製造グループ
2014年入社 工学研究科 物質系工学専攻

大学時代は圧電セラミックスの研究をしており、研究を活かせる当社を志望。
入社以来、一貫して電子機能部品(圧電セラミックス製品)に携わっている。
現在は技術開発や生産技術など多岐にわたって担当。

拠点:尼崎
Chapter
1
現在の仕事内容

想定通りにいかないのが当たり前。現場の意見を聞きながら完成を目指す

私は試作品や新製品の開発を主な仕事としています。お客さまから「こんな製品を作ってほしい」と依頼され、「材料は何を使うか」「どんな工程で作っていくか」を考えて試作品を作るのですが、初めはたいてい思ったようにいかないんですよね。原料がセラミックなので、焼いたら思った以上に反り上がってしまったり、特性がズレてしまったり。試作品ではうまくいっても、量産しようとしたらできなかった、ということもあります。何回やってもうまくいかず、2年後にようやくできた…ということも。理論通りいかないことが多いので製造現場のベテランの方によく相談するのですが、経験則からさらっと解決することも多く、新しい発見が多いですね。

Chapter
2
印象的なエピソード

材料選定から工程設計まで、自分一人でできた時に成長を実感

入社したばかりの頃は先輩から製造工程や使用する機械を指示されてやっていたことが、3年目ごろから少しずつ任され、自分で一連の流れを考えてできるようになり、モノづくりの喜びを感じることができました。わからないことは先輩に質問しますが、「どう思う?」と質問を投げかけられることもあり、それによって考える力がついたと思います。自分がやりたいと思ったことは、上司を含め周りの方は否定せず「やってみたら」といってくれるので、自分の経験が蓄積されていると感じますし、成長を実感できます。今も分からないことは多いので、気軽に質問できる関係性を築けるよう、コミュニケーションは大切にしています。

Chapter
3
今後の目標

セラミック材料だけでなく、機械の知識も増やして頼られる存在に

私は試作品開発だけでなく、セラミック材料を混ぜるなどの製造現場の工程でトラブルがあった際の対応も行っています。ただ、材料の知識はあっても、機械や電気系の知識に乏しく、設備トラブルにはまだ対処できません。また、試作品製造の際には自分も現場へ行って作業しますが、まだ機械操作などは現場の方に頼っているのが現状です。これまで持っている知識とは別分野のことにはなりますが、機械に関する知識を増やし、同じ部署の仲間や現場の方から頼られる存在になることが私の当面の目標ですね。

MESSAGE

これから入社する方へ

任せてもらえる仕事の範囲は
メーカーによって千差万別

私は大学時代に研究していたセラミックス関連のメーカーを中心に採用活動を行っていましたが、会社の規模などによっても任せてもらえる仕事の範囲に差があると思いました。今は色々なことを任せてもらえて、やりがいを感じています。入社前は、どんな雰囲気の職場なのかなと不安になることも多いと思います。私も男性の多い職場でどんな雰囲気なんだろうとドキドキしていましたが、杞憂でしたね。みなさん気さくに接してくれて、男女差などは全く気になりませんでした。自分からコミュニケーションをとるようにすれば問題ないと思います。

私のオフタイム

最近の趣味はカメラ。風景や動物を撮るのが楽しみ

休日は夫婦二人で買い物へ行ったり、ごはんを一緒に作ったりしてゆっくり過ごしています。結婚後に買ったカメラで写真を撮ることが最近の楽しみです。同じ場所でも時間によって雰囲気がガラリと変わるのでおもしろいですね。以前は明石海峡大橋の近くに住んでいたので、朝、夕方、夜それぞれに橋の風景写真を撮りにいって「どの瞬間が一番きれいかな」と比べていました。今は近所の川や公園で写真を撮ることが多いですね。他にも、実家で飼っている犬の写真を撮って、LINEスタンプにして送り合うなどして楽しんでいます。

※インタビュー内容は取材当時のものです。