そもそもコンプライアンス(comliance)という英語は「遵守」を意味し、従って何を遵守するのかが「コンプライアンス」を理解するうえで重要となります。
日本で「コンプライアンス」といった場合、従来は「法令を遵守して違法行為を行わない」という意味で使われてきました。しかしながら、最近は単なる「法令遵守」に限られるものではなく、法令自体に違法しなくとも健全な社会的存在たるべき企業として、「してはならないこと」、「するのが適切でないこと」、「しない方がよいこと」を行わないとする「企業倫理」に近い意味で用いられるようになってきており、欧米での考え方と同様です。
当社においても、このような広い意味に「コンプライアンス」を理解することとし、当社のコンプライアンス規定においては「法令およびその他社会諸規範に適合する経営その他の企業行動」と定義しています。
当社は従来から、適法経営を会社運営の基本とし、社内諸規定や社員教育制度等の整備を行なってきましたが、コンプライアンス体制をより一層強化するために、その活動の中心となる組織として、コンプライアンス委員会を設置しました。本委員会の概要は次のとおりです。
委員長 | 社長 |
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副委員長 | 社長を除く筆頭役員 |
特別委員 | 常任監査役 |
委 員 | 役員、支配人、ライン部長、グループ長 |
事務局 | 総務部長および総務部長が指名する者 |
役 割 | コンプライアンスに関する次の事項 ①関連規定の策定、教育計画の策定、周知・啓発・予防的側面からの点検・審議 ②情報の収集、相談窓口の運営、遵守状況についての監査 ③コンプライアンス違法またはそのおそれがある場合の調査および措置 |
私たちの行動規範
NGKエレクトロデバイス並びにグループ・関係会社の従業員は、法令・社会規範の遵守はもちろんのこと、高い企業倫理を維持し、自己の責任のもと主体性をもって行動するため、以下の三箇条を制定し遵守します。
・ 全ての業務において、法令・会社の規定を守り、倫理的に優れた企業を目指します
・ 不公正な取引や、商習慣を逸脱した行為は行いません
・ 国内・海外勤務に問わず、交友関係を初めとして社会常識を逸脱した行動はしません
・ 健全な企業運営を阻害する反社会的勢力には、毅然とした態度で挑みます
・ 公私を峻別し、会社の財産・情報や与えられた権限の乱用や公的利用はしません
・ 全ての言動に公私の峻別をすると共に、責任を持った行動をします
・ 顧客・株主・地域等全ての人々に信頼されるべく、誠意と熱意を持った行動をします
・ 全ての業務いおいて、嘘はつかず、公正・透明で自由な競争を行います
・ 地球環境へ配慮し、省エネ・廃棄物削減・リサイクル等に積極的に取り組みます
・ 従業員の人格・個性を尊重し、意欲・能力を発揮できる企業環境をつくります